ほとり日記

2017年1月からの日記

猫、線香、名作映画

宮沢章夫のラジオを聞きながら、みそ汁を作る。昨夜昆布を入れておいた小鍋を火にかけて、キャベツの芯、油揚げ、昨日残しておいたゆでほうれん草を切る。

朝食は、夫の弁当に入りきらなかったキャベツの千切りと、昨日の大根の塩もみの残り、ヨーグルト、干し柿二個。

夫を送り出したあと、身じたくをして、ベランダの植物に水をやる。土がカラカラだ。水をやったはずみで、チューリップの芽の地中部分が少し見えた。地上部分よりも太く、色が初々しい。

いつもと違う道を歩いてバス停へ。野良猫のいる駐車場を通ると、車の脇からいつもの野良猫が顔を出したので、声をかけてしばらく待っていると、トコトコと出てきた。わずかな間だけ撫でて立ち去る。

バスに乗り、斎場へ。かつて一緒に働いた人の焼香。縁のあった数人で集まった。印象に残っているのは、理不尽に怒ったところとか、謝ってみるところとか、あんまり穏やかでない場面ばかりだ。全員集まるまでの間、思い出話や、雑談をして過ごした。
安置されていた遺体と面会する。きれいに化粧がほどこされていて、生前よりもかわいらしくなっていた。最期にそんな顔を焼き付けることができたことに感謝する。
自分はどんな顔になるのだろうと思うけれど、自分のだけは見られない。
私のときも、家族とごく親しい友人数人にだけ見送ってもらえたら幸せだ。

昼食後、職場に戻る。午後は会議が二本。
何年も前に一緒に仕事をしてくれていた人が顔を出してくれた。思っていたよりも元気そうで安心した。
明日から二日休みをもらうので、この間にお願いしておきたいことを同僚にひきついで退社。

夫と帰宅時間が重なり、途中から一緒に帰る。
帰宅して、残り物で夕食。物足りず、正月にもらった豆餅を焼き、韓国のりをまいて食べる。夫の弁当用に豚肉を焼いた。

デカフェコーヒーを淹れて、「サウンド・オブ・ミュージック」を途中まで見る。おそらく10年とか20年ぶりで見たと思うが、冒頭がすばらしい。まったく覚えていないことにも驚いた。一緒に見ていた夫が、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を「もうひとつのサウンド・オブ・ミュージック」と言っていた。的確すぎて笑った。