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ほとり日記

2017年1月からの日記

帰属する場所と人生の豊かさ

六時半過ぎ、暑さのためかわけのわからない夢を見て目がさめる。また電気毛布をつけたまま寝てしまったせいだ。電気毛布を切って再び眠る。

九時すぎに起床。昨日、職場近くのおいしいパン屋で買ってきたバゲット、買い置きの鯖フィレ、作り置きのにんじんのラペでサンドイッチを作る。久しぶりに豆を挽いてコーヒーを淹れた。

昼過ぎ、大学時代の研究会の先生の定年退職パーティーへ。十数年ぶりに会う人もいたが、すぐに当時のような気安さで話す。先生の研究分野をよく知らずに学生時代を過ごしていたなと思う。一度だけ一緒に遊園地再生事業団の芝居を観に行ったり(芝居もだけど、劇場まで歩いて街を見たこと、近場の飲み屋でたくさん話したことも印象深い)、ゲストスピーカーとして授業で話す機会を何回かもらったり、卒業してからの方が近しく感じたような気がする。

先生の挨拶の中で、「高校卒業のときに先生が”帰属する場所が多いほど、人生が豊かになるよ”と言っていたのだけど、そこに戻ってきたなあと思う」という話があった。私にはそういう場所はどれだけあるだろうか。

大人数の集まりがあまり好きではないので、行くまでは、最後までいられるかなと心配していたのに、気づけば最後まで楽しく過ごしていた。先生の話を聞いたり、研究会で一緒だった人たちと話して、愉快で新鮮な気分を味わった。

終了時、一人一人に手渡された手みやげと一緒に、最終講義の書き起しの冊子をもらう。このようなものが準備されていると思わず、家まで待ちきれずに帰りの電車の中で読み始める。今の自分の仕事と関わりのありそうなキーワードがいくつか目にとまる。こんなところでつながっていたのか。今の仕事も、研究会の活動の中で考えていたこととかなり近いものでもある。どこでどうつながるかわからない。

家に帰り、じっくりと冊子を読む。先生とゆっくりと話がしたくなり、数年ぶりにメールを送った。